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どのように使われているのでしょうか。 まず資金繰表、これはまさに名前の通り資金繰りを見るための表です。
資金繰りの要諦は必要な期日に必要な資金がきちんと準備できているようにすることです。 商品や原料の仕入れ代金の支払い、給料の支払い、決算後の税金や配当の支払いなど、いつ、いくらの支払いが必要になるかをきちんと把握する一方、入金の方も売上代金をはじめとして、いつ、いくらのお金が入ってくるかをつかんで、資金の残高がマイナスにならないようにしなければなりません。
同時に無駄な資金を寝かせないようにするためにも資金繰表が必要です。 無駄な資金を寝かせないようにというのは、余ったお金はいち早く借入金の返済にまわして利息の支払いを減らすとか。

金融商品に変えて受取利息を稼ぐとかすることです。 ですから、資金繰表は実績表よりむしろ予定表のほうが重要です。
通常、資金繰予定表は月次で作りますが、資金が逼迫してくると、週ごとに作ったり、さらに厳しくなると日ごとの資金繰表を作らなければならないこともあります。 資金運用表の方はこうした金繰り目的には使いようがありません。
貸借対照表の勘定科目の増減が並んでいる資金運用表からは、いつ、いくらの原料仕入れ代を支払わなければならないかといったことは一切分かりません。 また、作成する頻度も、貸借対照表が作成される月次が限界です。
しかし、資金運用表でしか分からないこともあります。 それは、これまでにも説明したように利益と現預金増減の関係を見ることです。
資金繰表からは利益がどうなっているかを読み取ることはできません。 もう1つ資金運用表の良さがあります。
それは、中長期の資金計画を見るためには資金運用表が使いやすいということです。 会社が中長期の経営計画を作るに当たっては、通常、売上、利益計画がその中心になります。
売上、利益計画を作るとそれに見合った資金の計画はどうなるかということも見なければなりません。 それには、資金運用表を使います。

すでに勉強したように、現預金増減=利益−増加運転資金、という関係があります。 運転資金は売上が増えていくとそれにつれて増えていきます。
したがって、増加運転資金は売上計画に関係付けて計算することが可能です。 そうすると、利益と売上計画があれば、現預金増減を算出することができます。
もちろん、実際には運転資金以外に設備投資をしたり、借入金の借り入れや返済をしたりしますので、これらの要素を付け加えて資金運用表が作られます。

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